小学4年生の時に我孫子に引っ越しをしてきて、以来、我孫子第三小学校、我孫子中学校と地元で育ってきました。

入学当初より「身近な病気に何でも対応する」町医者を目指していたため、当時ではまだ傍流だったスーパーローテーション研修が出来る、埼玉県の浦和市立病院にて外科主専攻の研修を開始。外科・内科・小児科・産婦人科・精神科をローテーション。その後みさと健和病院・柳原病院にて整形外科・外科・地域医療を研修、更に縁があって、在宅医療で有名な千葉県のあおぞら診療所で訪問診療のお手伝いをした後、地元である我孫子にケアナーシングワイズ外科・内科クリニックを開設しました。

現在はプライマリ・ケアを専門として、小児から大人まで、専門科にこだわらず対応しています。そして「一家のよろず相談室」として病気にとどまらず、孫の進学相談、更には”おじいちゃん・お婆ちゃん”の墓の相談まで、何が本業だか分からなくなることも多々ありますが、皆さんに重宝してもらっています。

また自身がマラソンランナーですので、走りのトラブルもお気軽に相談して下さい。

自院以外の活動としては、原発事故前からお手伝いをさせて頂いている福島県田村市・川内村での医療支援は、ライフワーク的に関わり高齢化・原発事故による若年層の転出が進む「地域」の変遷と、それに関わる「医療」のあり方について常に考えさせてもらっています。

ところで現在クリニックでは、教育に力を入れています。プライマリ・ケア連合学会の指導医として、地域の薬局の先生達に講義をしたり、薬局実習に来ている薬学生の指導、医学生や他科の先生方が見学実習に来られるのを積極的に受け入れています。また当院かかりつけの子供達は、医療系の学校に進むことが多く、この子達が立派な医療人として育っていく手助けもさせてもらっています。

院長 植村 豊